FX比較
米前向き米国下落期待に関しては、下落業者が仮に破たんしたとしても、米経済やファイナンスシステムへの影響はさほど大きくないと事態を楽観する向きも多い。
しかし前向き米国下落の残高は全不動産ローンの1割強を占めており、不動産マーケットへの悪影響は過小評価すべきではない。
今後危険が高い借り手に対する不動産ローン下落が困難となれば、すでに減速している不動産投資が一段と悪化する可能性がある。
不動産マーケットの冷え込みは個人投資家消費を直撃し、市況減速不安を一気に強めることになる。
月曜日には2月の米不動産着工件数が発表されるが、しばらくの楽観・悲観の分岐点となる可能性があり注目に値する。
早朝末時点で米利息先物マーケットは6月までの利息低下を3割程度、9月までの利息低下を9割程度織り込んでいる。
月曜日のFOMCでは政治対策利息は据え置きが確実視されているが、声明で市況認識やインフレに関する表現が下方訂正されれば、利息低下見通しが前倒しになる可能性もある。
期末が近く、マーケットの危険志向が高まりにくい局面でもあり、今週はスイスフランに対しては一段の慎重スタイルが求められる。
→FX比較
FX(外国為替証拠金取引)とは、証拠金(保証金)を業者に預託し、主に差金決済による通貨の売買を行なう取引をいう。「FX」、「通貨証拠金取引」、「外国為替保証金取引」などともいう。FXはForeign eXchange=外国為替の略に由来している。海外ではForex(Foreign exchange)と呼ばれることが多い。
日本では1998年に外国為替及び外国貿易法が改正されて、ダイワフューチャーズ(現・ひまわり証券)、豊商事などが取扱いを開始、ブロードバンドの普及も手伝って市場が急速に拡大した。商品先物会社、証券会社のほか、本取引を専業で取り扱う外国為替証拠金取引業者もある。取引の仕方によっては非常に高いリスクを負うため、実際の取引にあたっては外国為替相場に関する十分な知識や経験を要する。